2008.12.29 Monday
下山完了!
![]() こちらは納会直前のスナップ。スタッフ38人、力をあわせて無事に2008年を乗り切ることができました。 今年は厄年だったのですが、いろいろなところで褒めていただく機会が多く、よいことばかりで逆に心配していたのですが、年末にちょっとした不幸も発生してくれて(バカバカしいことで右足人差し指の骨にひびを入れるという負傷をしてしまった)、安心して来年を迎えられそうです。 ちなみに今年はAxeやポケモンはじめ、バスキュールが関わった20のプロジェクトが何らかの賞をいただくことができました。1年で受賞できた案件数としては過去最高だったかもしれません。ありがとうございます。といっても、その大半は去年の仕事。2007年は自分でも本当にがんばったといえるくらい働いたので、それが報われて嬉しいという思いがありますが、一方で映像をてがけるようになった以外に新しいことができていないという焦りもあり、その情念を「魔球ロワイヤル」にぶつけたときから、2008年は将来の投資をすることを大切にやってきました。 将来への投資という意味ではすでに似た経験をしています。SIPSがもてはやされていた設立当初のバスキュールの収益源は大規模CRMサイトの開発で、7〜8年前のボクは1時間働いたら3〜4万円という単価で仕事をさせていただいており、今よりも収益効率のいい状況だったのですが、今後どんな人たちと一緒に働きたいのかという自問自答の末、すっぱりと大きな収益源を切り捨て、クリエイティブ(with テクノロジー)一本にしぼることにしたのでした。その現れが2001年12月にはじめたFACEsプロジェクトだったわけですが、その後1〜2年のしんどい時期を乗り越え、人も集まってくれて、その延長で今があるわけです。 で、2008年は密かに第二のFACEsプロジェクトを開始した1年だったわけですが、その衝動のもとは、ちょっと偉そうですが、がんばってもこんなもんなんだなーという既存のWeb制作会社の仕事領域に対する諦観みたいな感情です。もちろん昔に比べれば、なんて眺めのいいところにやってこれたんだろう、という感慨はありますが、同時に「でも、これって30人で登る山なの?半分でも登れたんじゃない?」という思いも拭えませんでした。そんなわけで、2007 年頃からもっとコンパクトなチームにするか、規模にふさわしい新しい山を探すのかを悩んでいたのですが、後者を選んだというのが2008年でした。 モバイルやデジタルサイネージという山は以前から見えていました。ただ登頂ルートが見いだせず、どうしたらいいものか横目で観察しながらいつもの山を登っていたのですが、今、下山隊を出さないともう諦めないといけないかもという思いが募り、衝動的に学生時にバスキュール設立を手伝ってくれた創業メンバー(NRIで働いていたヒデ)を電話一本で呼び戻し、その下山隊隊長に任命しました。それが2007年の秋です。それから半年は、隊長のリハビリ&訓練&人探し、そして登頂ルート探索に終止したのですが、本当に何もカタチになりませんでした。彼も給料はもらえないといい出す始末だったのですが、すでにPC以外の端末と連携できたポケモンやAXEの仕事がデモとなり、突然大きな仕事の話が舞い込んできました。うろうろしていたら突然霧が開けてしまったという感じです。ポケモンやAXEの仕事を担当させていただくようになったときもそうだったのですが、幸運はいつもここしかないというタイミングで向こうからやってきてくれるんですよね。ラッキーでした。半年先までの仕事ができたことに安心して、積極的に人探しやデモ制作を行うことができ、モバイル× PC×デジタルサイネージ企画も助成事業として認められ、今やモバイルチームとして元バスキュールの外部スタッフも含めて10人体制ができあがりました。 ということで、来年は新しい山登りの年となりそうです。時を同じくして景気も後退し、それほど楽ではない1年になりそうですが、目指す山があるというのは気分的に大違いです。これはいったん山を下りきった者の強みですが、まだ低い場所にいるので、向かい風もきつくなく、ある程度までは結構スムーズにいけるんじゃないかと見込んでます。きっと来年だったら下りたくても下りられませんでした。1年後の2010年1月にバスキュールも10周年を迎えるので、そのときに次のビジョンを提示できればと思ってますが、あまり気負わずがんばってみたいと思います。 前回のエントリーで紹介した関西オフィスの件も新しい挑戦です。関西プロジェクトは関西の企業の仕事をするというよりも、そこで働く人たちに主眼をおいた試みで、バスキュール設立時から、ネットの力で働き方、会社のカタチ自体を変え、例えば在宅勤務や海外勤務も実現したいという思いがあり、いきなり海外にオフィスを構える前に、まずは離れていても同じ言語で仕事ができる関西からはじめてみようというところなのです。ある意味、これまで登っていた山を別のルートから登ってみたい(新しいワークフローのもとで話題になるようなWebクリエイティブ事例を発信したい)ということです。採用はこれからですので、ここまでの話に興味をもった方は是非ご応募ください。3月の立ち上げ時には5名体制にはしたいと思っています。 そして、もうひとつ報告があります。上記と平行して田中君が別の動きをしてくれ、今月の半ばに、元ロカリサーチの新甚氏と一緒にキャッチボールというウェブプロモーションを支援する事業会社をたちあげてくれました。提案をしてくれた新甚くんに相乗りしたカタチですが、以前より興味のあった分野なので、まずは最小限の体制で軌道に乗せていければと思っています。カイブツさん、イマジナティブさんと同居させてもらっているケミカルビル6Fの1角で始めていますので、よろしくお願いいたします。 と、かなり盛りだくさんの2009年ですが、山登りの第一歩目として、気軽に楽しんでいただける年賀コンテンツをお届けする予定ですので、是非、お楽しみに。 では、みなさん、よいお年を! |
